【感想】
イタリアの
シンフォニックメタルバンドWinterageの1stアルバムです。
Vo、Gt、Ba、Dr、keyに加えヴァイオリン奏者がいる6人組。
セッションメンバーにはゲストVo、オーケストラ、コーラス隊もいます。
クサメタル大国イタリア注目のバンドです。
メンバーにバイオリン奏者がいるのは面白いですよね。
バイオリン入りの
シンフォニックメタルと言えばフランスのQantice、ドイツのGallograssくらいでしょうか?
試聴したところなかなか良さげなんで買ってみました。
聴いてみましょう


…Rhapsodyリスペクトの
シンフォニックメタルCDを聴く前から大体予想はついてましたが、予想通りイタリアのお家芸と言える
へなちょこB級メタルでした。
Rhapsodyを意識してるのはわかるけど、演奏は拙いしVoはヘナヘナのハイトーンでとにかくへなちょこ。
以前はこういうバンドを好んで聴いてたけど、今聴くと残念に感じます…がこのバンドはけっこう好み。
メンバーに
バイオリン奏者がいることと
生のオーケストラを使っていることで音がとてもゴージャスです。
本家ほどではなくても
しっかりと様になっているんです。
この手のバンドはkeyやプログラミングで本家に似せようとしますが大体残念賞。
このバンドは生の音を取り入れることで妙な説得力が生まれ、ちゃんとした
シンフォニックメタルに聴こえるんです。
冷静に聴くとまだまだだなって思うところはあるけどうまく誤魔化せてると思います。
曲は疾走曲が中心で笛が入ったフォーキーな曲から女性ボーカルが歌うバラード、プログレっぽい曲といろいろ詰め込んでいます。
どの曲もインパクトは薄いですが、随所でクサいメロディが顔を覗かせるんで退屈には感じません。
2.The Harmonic Passage
バイオリンが響き渡るクサクサスピードチューン。
イントロのへなちょこなやあああああ~(;゚Д゚)で腹筋崩壊
まんまエメソじゃないか。
3.The Flame Shall Not Fade
フォーキーなギター、バイオリン、笛を織り交ぜミドル~疾走へと展開するドラマティックなナンバー。
中盤のフォーキーなインストパートはThy Majestieっぽい。
5.Son of Winter
ストリングスとピアノが涙をそそるバラード
女性Voの歌声が美しい
9.La grotta di cristallo
フォーキーで陽気な曲。
母国語で歌うってはいいね。
10.Crown to the Crowds
ツーバスドカドカのスピードチューン
ヒロイックな合唱とハイトーンで疾走する様はパワフル。
13.Awakening オススメ白鳥の湖をモチーフにした大曲。
誰もが知ってる有名なフレーズを奏でツーバスドカドカ疾走する様は熱い!
エセラプソだけど好感が持てる作品です。
この作品の後どう発展させていくのか?気になります。
↓2曲目「The Harmonic Passage」
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